心のモヤモヤ、言語化できないあなたへ。『きもちのオノマトペ』で家族の会話が劇的に変わった話
「なんかモヤモヤするけど、何て言えばいいか分からない」 そんな風に感じること、ありませんか? 私自身、自分の感情を言葉にするのが苦手で、家族との会話でも「察してほしい」と思ってしまうタイプでした。 でも、そんな私のコミュニケーションの壁を打ち破ってくれたのが、今回ご紹介するカードゲーム『きもちのオノマトペ』です。 このカードゲームは、感情をオノマトペ(擬音語・擬態語)で表現するというユニークなアプローチで、自己理解と相互理解を深めてくれます。 今回は、実際に使ってみた体験談を交えながら、その魅力をお伝えしますね。
【きもちのオノマトペ】ってどんなカードゲーム?
『きもちのオノマトペ』は、color value cardが開発した、感情をテーマにしたカードゲームツールです。
推奨人数は2〜5人、6歳以上から楽しめるので、家族みんなで遊ぶことができます。
基本的な遊び方はとてもシンプル。
まず、様々な「きもちのオノマトペ」が書かれたカードを山札から引きます。
そして、引いたカードのオノマトペ(例:「もやもや」「ふわふわ」「ザワザワ」など)が、今の自分の気持ちや、ある出来事に対する気持ちにどう当てはまるかを語り合う、というものです。
例えば、「今日の仕事、なんだか“モヤモヤ”したな」とか、「週末の旅行は“ウキウキ”するね!」といった具合に、普段使わないオノマトペを通じて、より具体的に、そして直感的に感情を表現できるんです。 「感情理論に基づいた設計」と聞くと難しそうですが、実際に使ってみると、驚くほど自然に感情が出てくる感覚でした。 カードは利用シーンに合わせて分けられるようになっているので、初心者でも気軽に始められるのも嬉しいポイントです。
実際に使ってみて感じたメリット
このカードゲームを家族で導入してみて、本当に多くの良い変化がありました。
1. 感情表現が豊かになった(特に子ども!)
我が家の小学生の息子は、これまで「嫌だ」「つまらない」の一辺倒で、具体的な気持ちを言葉にするのが苦手でした。 しかし、『きもちのオノマトペ』を始めてから、「学校で友達とケンカした時、心が“ギューッ”ってなった」「今日の給食、すごく美味しくて“フワフワ”した気持ちになった」など、より鮮やかな表現をするようになったんです。 抽象的だった感情が具体的なオノマトペと結びつくことで、子ども自身の感情認識も深まっているように感じます。
2. コミュニケーションが円滑に、そして深く
夫との会話でも効果を実感しました。 以前は私が何か言っても「ふーん」で終わることが多かったのですが、「今日あった出来事で、どんなオノマトペが当てはまる?」と問いかけることで、夫も少し考えて「うーん、今日は“ドタバタ”だったけど、最後は“ホッと”したかな」と具体的に話してくれるようになりました。 たった一言のオノマトペが、その日の出来事や感情の背景にある物語を引き出すトリガーになるんです。 お互いの感情に寄り添う会話が増え、家族の絆が深まったように感じています。
3. 自己理解が深まった
これは私自身の変化ですが、自分でも気づいていなかった感情に気づくきっかけになりました。 「このモヤモヤって、もしかして“ザワザワ”に近い感情なのかな?」 「この“フワフワ”は、ただ嬉しいだけじゃなくて、少し安堵も混じってるのかも」 といったように、自分の心の動きをより細やかに捉えられるようになったのは、大きな収穫でした。
メリットまとめ
| メリット | 具体的な効果 |
|---|---|
| 感情表現の豊かさ | 子どもも大人も、感情をより具体的に伝えられるようになる |
| コミュニケーションの質向上 | 相手の気持ちを深く理解し、共感的な会話が増える |
| 自己理解の深化 | 自分の感情の細やかなニュアンスに気づける |
| 幅広い利用シーン | 家族、友人、職場のコミュニケーションツールとしても有効 |
ここがユニーク!他の感情系カードゲームとの違い
世の中には感情をテーマにしたカードゲームがいくつかありますよね。 例えば、一般的な感情語彙を学ぶ『感情かるた』や、怒りの感情に特化した『アンガーマネジメントカード』、深い対話が目的の『ココグラフ』などがあります。
『きもちのオノマトペ』がこれらと大きく異なる点は、「オノマトペ」を使うことです。 一般的な感情カードが「嬉しい」「悲しい」「怒り」といった明確な言葉を提示するのに対し、オノマトペはより感覚的で、多義的な表現を可能にします。 例えば、「イライラ」と一言で言っても、その「イライラ」の質は人それぞれ。 「ギスギス」「ピリピリ」「ムカムカ」など、オノマトペで表現することで、より細やかなニュアンスが伝わりやすくなります。
これは、特に感情を言葉にするのが苦手な人や、まだ語彙が少ない子どもにとって、非常に大きなアドバンテージです。
『アンガーマネジメントカード』のように特定の感情に特化していないため、より幅広い感情に対応でき、日常生活のあらゆるシーンで活用できる汎用性の高さも魅力と言えるでしょう。
color value cardのシンプルなデザインも、先入観なく自由に解釈できる点で、他のカードゲームとは一線を画しています。
正直なデメリットは?
良いことばかりお話ししましたが、正直なところ、いくつかデメリットも感じました。
- ゲームというよりツール色が強い: 勝敗を決めるような明確なゲーム性はないため、純粋なボードゲームとしてエンターテイメントを求める人には物足りないかもしれません。 あくまで「対話のきっかけ」や「感情理解のツール」として捉えるのが良いでしょう。
- 相手を選ぶ場合がある: 普段から感情を表に出さないタイプの人や、カードゲーム自体に抵抗がある人だと、最初は積極的に参加しづらいかもしれません。 最初のうちは、ファシリテーターのように場を和ませ、問いかけを工夫する配慮が必要になることもあります。
- 継続が鍵: 一度やって終わりではなく、定期的に続けることで真価を発揮するタイプのツールです。 習慣化するための工夫が必要になるでしょう。
こんな人におすすめ!
- 自分の感情を言葉にするのが苦手な方
- 家族やパートナーとのコミュニケーションを深めたい方
- 子どもの感情表現を豊かにしたいと願う保護者の方
- チームビルディングや研修で、心理的安全性を高めるツールを探している方
- 新しい視点で自己理解・他者理解を深めたい方
まとめ:心の扉を開く魔法のカード
『きもちのオノマトペ』は、ただのカードゲームではありませんでした。 それは、私たち家族の心の扉を開き、今まで以上に深く理解し合えるようになるための、まさに「魔法のツール」です。 言語化しづらい感情も、オノマトペの力を借りることで、驚くほどスムーズに表現できるようになります。 もし、あなたが「もっと心を通わせたい」と感じているなら、ぜひ一度この『きもちのオノマトペ』を試してみてください。 きっと、想像以上に豊かなコミュニケーションの世界が待っているはずです。
