ヴァイオリン初心者必見!スズキメソード ヴァイオリン指導曲集(2)新版[CD付]で、わが家の小さな音楽家が育つまで
「いつかヴァイオリンを弾いてみたい」「子どもに音楽の楽しさを伝えたい」
そんな想いを抱えて、私も数年前、子どもと一緒にヴァイオリンの世界に飛び込みました。しかし、いざ教本を選ぼうとすると、その種類の多さに驚きと戸惑いを感じたものです。
そんな中で出会ったのが、世界中で愛される「スズキメソード」の指導曲集。今回は、私自身が子どもとの練習を通して感じた「スズキメソード 鈴木鎮一 ヴァイオリン指導曲集(2) 新版[CD付]」の魅力と、他の教本との違いについて、体験談を交えながらご紹介します。
もし今、ヴァイオリンの教本選びで迷っているなら、この一冊があなたの、あるいはあなたの口元から表現される音楽の扉を開くかもしれません。
スズキメソードとは?他の教本との決定的な違い
ヴァイオリンの教本といえば、日本では「篠崎バイオリン教本」や「新しいバイオリン教本」などが有名ですよね。私も最初はそのあたりを手に取ってみましたが、スズキメソードはこれらとは一線を画すアプローチを持っています。
スズキメソードは、故・鈴木鎮一先生が提唱した「才能教育」という理念に基づいています。その根幹にあるのは、「子どもは母国語を自然に習得するように、音楽も環境と適切な指導があれば誰でも習得できる」という考え方。特に、「聴くこと」から始めるという点が大きな特徴です。
| 教本名 | 主なアプローチ | 特徴 | 想定される習得ペース |
|---|---|---|---|
| スズキメソード | 聴く・真似る | CDによる模範演奏で耳を育てる。表現力重視。 | ゆっくりと音楽性を深める |
| 篠崎バイオリン教本 | 楽譜を読む・指の練習 | 基礎的な運弓・運指の習得を段階的に進める。 | 着実に基礎を固める |
| 新しいバイオリン教本 | 楽譜を読む・リズム練習 | 現代的な視点を取り入れ、視覚的にも分かりやすい。 | 比較的早く譜読みを習得 |
| カイザー、セブシック | エチュード(練習曲) | テクニックの向上に特化。中級者以上向け。 | 高度な技術を体系的に習得する |
他の教本がまず楽譜の読み方や指の形から入ることが多いのに対し、スズキメソードは付属のCDを何度も聴き、その音を真似て弾くことからスタートします。このアプローチは、まだ文字が読めない小さなお子さんでも抵抗なく始められる大きなメリットだと感じました。
「スズキメソード ヴァイオリン指導曲集(2) 新版[CD付]」を使ってみて感じたメリット
わが家では、この第2巻を始めてから、子どもの演奏に目覚ましい変化が見られました。
1. CDによる模範演奏が「先生」になる
この教本の最大の強みは、やはり付属のCDです。鈴木先生ご本人の演奏が収められているので、自宅での練習時も常に最高の先生がそばにいる感覚です。
- 正確な音程とリズム: CDを聴くことで、曲の正しい音程やリズムが耳に刷り込まれます。「こうやって弾くんだよ」と私が説明するよりも、CDの音を聴く方がずっとスムーズに理解してくれました。
- 自然な表現力: ただ音を出すだけでなく、音楽的な表現やニュアンスもCDから学ぶことができます。子どももCDに合わせて、自然と強弱をつけたり、表情豊かな演奏を心がけるようになりました。
- 親の負担軽減: 私自身がヴァイオリン経験者ではないので、特に難しいパッセージでは「どう教えたら良いんだろう」と悩むことがありました。しかし、CDがあれば「まずはこの音をよく聴いてごらん」と、子どもに自分で考えさせるきっかけにもなり、非常に助けられました。
2. 子どもが「弾きたい!」と思う名曲揃い
第2巻には、「きらきら星変奏曲」や「アレグロ」など、子どもにも馴染みやすく、それでいてヴァイオリンの基本的な技術が詰まった名曲が多数収録されています。特に「きらきら星変奏曲」は、子どもが「この曲、知ってる!」と目を輝かせ、練習へのモチベーションが格段に上がりました。
段階的に難易度が上がっていくので、子どもは「一つ弾けるようになった!」という達成感を頻繁に味わうことができます。これが、練習を続ける大きな原動力になっていると感じています。
3. 着実に基礎が身につく体系的なカリキュラム
スズキメソードは、教本全体で一貫したカリキュラムが組まれています。第2巻では、第1巻で学んだ基礎の上に、より複雑な運弓や指の動き、そして音楽的な表現力を養うための曲が配置されています。例えば、「アレグロ」では速いパッセージを弾くための指の独立性や弓のコントロールが自然と身につくように構成されており、無理なくステップアップできるのが素晴らしい点です。
正直ここが惜しい!デメリットと工夫点
もちろん、この教本にもいくつか「ここはもう少し」と感じる点がありました。
- 楽典の説明が少なめ: 「聴く」ことを重視するためか、音符の読み方や音楽理論に関する説明は、他の教本に比べて少ないと感じました。この点は、別途「楽典の基礎が学べる本」を併用したり、先生から直接指導を受けたりして補う必要があります。
- 独学には不向き: スズキメソードは、先生の指導のもとで最も効果を発揮する教育法です。CDがあるとはいえ、弓の持ち方や姿勢、細かな指の動きなどは、やはりプロの目で見てもらうことが不可欠だと痛感しました。わが家では、先生のレッスンと家庭でのCD練習を組み合わせることで、最大の効果を引き出すことができています。
こんな人におすすめ!
「スズキメソード 鈴木鎮一 ヴァイオリン指導曲集(2) 新版[CD付]」は、こんな方に特におすすめしたい一冊です。
- 小さなお子さんにヴァイオリンを習わせたい親御さん: 聴くことから入るアプローチは、まだ文字が読めないお子さんでも楽しく始められます。
- 音楽を感覚的に学びたい初心者(大人含む): 譜面とにらめっこするだけでなく、音を聴いて真似ることで、より自然に音楽を身体で感じたい方。
- 自宅での練習を充実させたい方: CDの模範演奏が、家庭学習の強力な味方になります。親が先生になれない場合でも、CDがその役割の一部を担ってくれます。
まとめ
「スズキメソード 鈴木鎮一 ヴァイオリン指導曲集(2) 新版[CD付]」は、単なる楽譜集ではありません。そこには、音楽を愛し、子どもたちの才能を信じる鈴木鎮一先生の教育哲学が詰まっています。
この一冊とCD、そして先生との出会いのおかげで、わが家の小さな音楽家は、ヴァイオリンを通して豊かな感性を育んでいます。あなたも、この素晴らしい指導曲集で、音楽の扉を開いてみませんか?
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